Cloudflare WorkersでLP公開|無料枠と商用の話

副業でページを1枚ネットに公開する。それだけで規約違反になることがあります。僕は知らんまま、それなりの期間そのままにしとりました。

置いとったのは営業用のLP(商品やサービスを1枚にまとめた紹介ページ)です。無料で使える置き場に上げてました。

先日たまたま利用規約を読んで、手が止まりました。無料プランは非商用限定と書いてある。自分の仕事の宣伝に使うページは、どう読んでもそっち側でした。

引っ越し先を探して、Cloudflare Workersに置き直すまで約1時間。その間に2回つまずいて、小技を1個覚えました。

プログラムを書くのは今も得意やないです。元は工場で働いてて、いまは会社の外でAIと一緒にツールやページを作ってます。この手の話はだいたい、踏んでから覚えてます。

無料プランは「非商用限定」と書いてあった

使っとったのはVercelという置き場の、Hobbyという無料プランです。公式のガイドラインを日本語にすると、こう書いてあります。

Hobbyは非商用の個人利用だけ。商用で使うなら有料プランが要る。

(原文:Hobby teams are restricted to non-commercial personal use only. All commercial usage of the platform requires either a Pro or Enterprise plan.)

問題は「商用」の定義でした。同じページに、そのページの制作に関わった誰かの金銭的な利益が目的なら商用、と書いてある。コードを書いた人が報酬をもらっとる時点で該当する、とまで書いてあります。

挙がっとる具体例の中には「商品やサービスの販売の宣伝」もありました。

営業用のLPは、ど真ん中でした。

引っ越し先の料金ページに書いてあったこと

移した先がCloudflare Workersです。料金ページにはこう書いてあります。

完成済みのファイルへのアクセスは、無料で無制限。(原文:Requests to static assets are free and unlimited.)

無料プランには1日10万アクセスという上限があるんですが、この種類のファイルはその枠の外や、と明記されてます。LPみたいな「作り終わったページをそのまま配るだけ」のものは、こっち側です。

ここで「Cloudflareなら商用OK」とは書きません。僕が読んだのは料金の条件であって、商用可否の条項やないからです。

同じ「無料」でも、どこに何が書いてあるかは会社ごとに違う。自分の用途がどっちに当たるかは、置く前に自分で読む。1時間の引っ越しより、これが一番の収穫でした。

1時間のうち、2回つまずいた

メールを1文字打ち間違えとった

アカウントを作る時、メールアドレスの頭の1文字を落としてました。気づかずそのまま進めて、いざ公開しようとしたらエラーで止まった。番号は10034。

調べたら「メールアドレスの認証が済んでないアカウントでは使えない」という意味でした。認証メールは、存在せんアドレス宛に飛んどったわけです。プロフィールでメールを直して、届いた認証を踏んだら通りました。

これは怒ってくれて有り難い方の失敗です。もし警告だけ出して動いてしもとったら、認証の通ってないアカウントのまま運用を続けとった。

許可のリンクが数分で切れる

公開用のコマンドを使うには、最初にブラウザで許可を出す必要があります。コマンドを叩くと許可用のURLが出るので、それを開いてボタンを押す形。

このリンク、数分で切れます。1回、URLを出したまま別の作業をして、戻ってきたら無効になっとりました。出したら即踏む。それだけの話ですが、知らんと一瞬「壊れた?」と思います。

テスト公開を検索に載せたくない時

今回は既存の公開ページを止めずに、テスト用として並行で出しました。ここで困るのが、テスト用のURLまで検索に載ってまうことです。同じ中身のページが2つ、検索エンジンから見える状態になる。

ページは中身と一緒に、目に見えん連絡事項も返してます。検索エンジンに「このページは載せんといて」と伝えるのも、その1つです。

Cloudflareでは、公開するフォルダに「_headers」という名前のファイルを1枚置くと、その連絡事項を自分で指定できます。そこでテスト用のアドレスにだけ、検索に載せんといて、を付けました。

置いたあと、実際に返ってきとる連絡事項を取り出して確認しました。指定がちゃんと乗っとる。ついでに「_headers」というファイル自体は外から見えん(開こうとすると404が返る)ことも確認できました。

「開けたからOK」で終わらせんかった

作成・確認・完了を示す3ステップの手順を表したフロー図
公開して終わりじゃなく確認まで進める流れ

公開の確認は、ブラウザで開いて表示されたらOK、で済ませたくなります。今回はそこで止めませんでした。

やったのは2つです。1つ目は、手元のファイルと公開されたファイルの中身を1個ずつ突き合わせること。中身を短い文字列に要約する仕組みを使いました。1文字でも違えば別の文字列になるので、両方を並べて同じなら中身も同じ、と言えます。6ファイル全部で一致しました。2つ目が、さっきの連絡事項を実際に取り出すことです。

なんでそこまでやるかというと、前に痛い目に遭っとるからです。ページはちゃんと開くのに、中身が古い版のままやった、みたいなことが実際に起きる。繋がっとることと、正しいことは別です。

無料の条件は、置く前に読む

文書を虫めがねで拡大して規約を確認するイラスト
利用規約は置く前に虫めがねでよく読む
  • 無料プランには非商用限定のものがある。営業用のページを置く前に、そこを読む
  • 「商用」の定義は思ったより広い。制作に関わった誰かが報酬をもらっとる時点で該当する、と書いてある場合がある
  • 他社が無料でも、それは料金の話であって、規約の話とは別に読む
  • 公開できたかの確認は、開くだけやなく中身とヘッダーまで見る

とはいえ「読め」だけやと困ると思うので、僕がやった探し方も置いときます。英語のページでも、やること自体は3つだけです。

  1. サービス名で検索して、料金(pricing)か規約(terms)のページを開く
  2. ページ内検索で「commercial」を探す。商用の話はだいたいこの単語の周りに書いてある
  3. 見つかった段落を翻訳にかけて、自分の使い方が「商用の例」に載ってへんかを見る

3番が肝です。「商用」という言葉の中身は会社ごとに違うので、そこを読まんと自分が当てはまるか分かりません。今回も、僕がアウトやと分かったのは例の一覧を見た時でした。

置き場を変えるのは1時間で終わりました。時間がかかったのは、規約を読んで自分がアウトやと気づくところです。まだページを持ってない人は、置いてから引っ越すより、置く前に上の3つをやる方が安く済みます。

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