数日前に 「Opus 4.8で懲りた俺は、Sonnet 5に飛びつかない」 って記事を書いた。
その少しあとに、Fable 5 が出た。
結論:俺、Fable 5には頼んだ。
ただし、Sonnet 5にも Opus 4.8にも戻ってない。日常の副業作業は今も Opus 4.7 で回してる。
Fable 5には「1日だけ、副業戦略の全面刷新」を任せた。この使い分けが、いまのところ一番安定してる。
なぜSonnet 5でもOpus 4.8でもなく、Fable 5だったか
前の記事で書いたとおり、俺は Opus 4.8 の挙動事故(固まる・話が飛ぶ・工程スキップ)で痛い目にあってて、Sonnet 5も乗り換える動機がなかった。「動いてる環境は変えん」が結論やった。
じゃあ Fable 5 はなんで触ったんか。答えは単純。
- 日常運用は Opus 4.7 で継続(動いてる作業を止めたくない)
- けど「積み残しの大改修」だけは、腰を据えたモデルに投げたい
俺の積み残しって、こんなブロックやった:
- Claude Codeのスキル(スラッシュコマンド)が肥大化してて、俺自身が中身を全部覚えてない
- 副業戦略が「ブログ毎日更新+出品積み上げ」で組んであったけど、月10万に届く実感がない
- プロフ文・出品文・アイキャッチが場所ごとにバラバラ
これ全部、いつもの相棒(Opus 4.7)と日々やっても、少しずつしか片付かん。1日で腰を据えて全部やり直すには、荷が重い。
そこで「Fable 5 に1日、腰を据えて任せる」って判断をした。
普通は逆やと思う。俺はあえて「Opus 4.7を指揮者」にした
普通に考えたら、Fable 5をてっぺんに置く方がコスパは良い。
- Fable 5=指揮者・戦略設計担当
- Opus 4.7 や Sonnet 5=実装担当(トークン節約・軽い作業をこっちに逃がす)
これがモデル使い分けの王道やと思う。
でも俺はあえて逆にした。理由は1つ。
俺は最初から「今後も普段は Opus 4.7 で走る」って決めてる(前記事で書いたとおり)。
だとすると、指揮者を Fable 5 にした場合こうなる:
- 戦略・仕様・思想は Fable 5 のクセで作られる
- 日々の実行は俺(Opus 4.7)で回す
- 「Fable 5が設計 → Opus 4.7で運用 → 噛み合わん」が最悪パターン
だから逆に組んだ。
日常運用の Opus 4.7 に相談して、依頼文の設計から一緒にやった。
- 「Fable 5にこれ全部投げたい。優先順位どうする?」
- 「1日で片付けるには、どの順で頼めばいい?」
- 「Fable 5の思考深度を活かす指示文って、どう書くのが良さそう?」
Opus 4.7は日常運用の相棒として俺の環境をいちばんよく知ってる。だから「ここはゼロベース建て替えできる」「ここはHiroの最終判断で残すべき」の線引きも一緒に整理してくれた。
最終的に出来上がった1本の依頼文を、そのまま Fable 5 に渡した。
今回の1日は「Opus 4.7が指揮者・Fable 5が実装担当」の逆順分業になった。
3モデルを場面で使い分けるって話やなくて、日常運用モデルを軸に、大改修モデルに実装を委ねるって考え方。これが今回いちばんの発見やった。

Fable 5の改修中、俺は「これOpus 4.7で使えるん?」って何回も質問した
面白かったのは、Fable 5が改修してる間、俺は横で見てるだけじゃなかったってこと。
Fable 5がスキル11本を圧縮して書き直してる時、俺は毎回「この機能、普段は Opus 4.7 で回す。ちゃんと Opus 4.7 でも意図通り動くん?」って確認してた。
- Fable 5:「これで理論上は動きます」
- 俺:「理論上じゃ困る。Opus 4.7 がこの短い指示だけで意図通り動くか、そこまで含めて検証してほしい」
結果、Fable 5は自分の思考深度前提で圧縮してた部分の一部を、Opus 4.7向けに書き足す・別ファイルに逃がす方向で調整してくれた。
日常運用のモデルで動かせなかったら、大改修の意味がない。
だから、大改修中も日常運用モデルの視点は失わないほうがええ。
これは Fable 5 一人に丸投げしてたら絶対に埋め込まれなかった観点やと思う。
Fable 5に1日で任せたこと、全部載せ
投げた作業は、大きく5本。
① Claude Codeのスキル11本、全面圧縮
スラッシュコマンドが長すぎて、俺ですら中身を覚えてなかった。骨だけ残して、事故防止の細かい要点は別ファイルに外出し。SNS対応のスキルは 365行→87行の82%圧縮。読みやすい・迷わない・でも肝は残ってる。
② 副業戦略の全面刷新
「ブログ毎日更新+クラウドソーシング応募」の路線から、「実物デモ×中規模案件×月額保守」の路線に切り替え。時間配分も逆転(制作70%・ブログ20%・SNS10%)。朝の作業順まで変わった。この判断は、俺には出せなかった。
③ 常設資産の磨き直し、まとめて
SNSプロフィール・クラウドソーシング系プロフィール・ココナラ/ランサーズの旗艦出品文・ブログのプロフページ・ポートフォリオサイト。全部、新しい基準で書き直された。1日で。
④ 応募文・納品文テンプレの整備
月額保守を自然に混ぜる応募テンプレを新調。死にリンクもクリーンアップ。
⑤ 内部memo体系の再整理
Claude Codeが毎回読む内部メモの索引を更新して、重複や矛盾を解消。俺があとで「新戦略の中身って何やっけ」って迷わずに戻ってこれるのは、この整理のおかげ。
この5本を、Fable 5は1日で終わらせた。俺は横で「これで進めてええ?」の判断だけしてた感じ。
何が変わったか(見た目・戦略・使い勝手)
見た目は、ポートフォリオサイトが劇的に変わった。「動く実物デモがあります」って自己紹介ができるレイアウトに再設計された。
戦略は、朝の作業順序まで変わった。今は「案件チェック → SNSは来た返信だけ捌く → 翌朝の投稿1本」の固定順で回ってる。
使い勝手は、スラッシュコマンドが短くなった分、応答が速くなった。事故予防の細かいガードは別ファイルに逃がしてあるから、崩れた時だけ戻す運用。
Fable 5に投げてから1日以上経った。今も新しい戦略で回ってる。
4モデルの性能と、俺の実感差
比較したい人向けにざっくり並べる。触ってないモデル(Sonnet 5)は正直に「未検証」で書く。Opus 4.8は4.7の前に使ってて、挙動事故で懲りた経緯は前記事に書いた。
| モデル | 性能・価格の位置づけ | 俺の実感 | どう使うか |
|---|---|---|---|
| Fable 5 | 最新モデル・思考深度が売り | 1回の思考が俺の10倍深い(実測) | 1日で腰を据えた大改修 |
| Sonnet 5 | Opus 4.8性能に近い/$2/M入力・$10/M出力(8月まで) | 未検証 | 動機なし(乗り換えリスクが上) |
| Opus 4.8 | Opus 4.7の上位・高価格 | 挙動事故で懲りた(前記事参照) | 使わん |
| Opus 4.7 | SWE-bench Verified 87.6% | 指示に素直・応答が早い・脱線が少ない | 日常運用の相棒 |
ベンチマーク数字だけ見ると Sonnet 5・Opus 4.8 は魅力的に見える。
けど「乗り換えたら日常運用がどう変わるか」までは数字に出ない。前記事で Opus 4.8 の挙動事故を体験してる俺としては、性能スコアより「動いてる環境を維持できるか」を最優先で見てる。
Sonnet 5について(俺の距離感)
Sonnet 5がリリースされた日、Xの副業界隈は祭り状態やった。
反応はざっくり3系統に割れてた:
- 「乗り換え決定、Opus高すぎた」の歓迎派
- 「トークン数増えるらしいから実質高くつくかも」の警戒派
- 「文章、なんかAI臭くなった気がする」の使用感違和感派
俺の立場は、この3系統のどれでもなくて「Opus 4.7で順調やから乗り換える動機がない」やった。
乗り換えテストにかかるコスト(挙動確認・スキル再チューン・事故リスク)の方が、乗り換えメリット(コスト削減)より重い。だから未検証のまま棚上げしてる。詳しい判断は 前記事 に書いた。
Fable 5について(実感ベース)
Fable 5については、性能スペックの数字(ベンチマーク・価格詳細)は俺は把握しきれてない。
でも実感としては、Opus 4.7と会話してる時の「俺が半分は考えてる」感覚が、Fable 5だと「俺は9割相談役、実装は Fable 5」に近い。1回の応答の思考深度が段違い。
Fable 5の正直な弱点
- やりすぎる:頼んでないことまで先回りで再設計してくる。手綱を締めないと、俺の判断枠まで持ってかれる
- 速くはない:1回の応答が長考。日常の細かい作業には向かん
- Max 5xプランでも5時間制限にかかった:Opus 4.7 で回してた時は枠に余裕あったのに、Fable 5で1日ぶん回してたら5時間の使用制限に引っかかった。日常運用モデルとは枠の消費ペースが段違い。
しかも Fable 5 は2026-07-07 からサブスク枠の対象外になって従量課金だけになる予定で、Max 5xのなかでは気軽に使えなくなる。今後も使うかは正直微妙。「1回の大改修に対して課金してでも使う価値がある」と判断した時にだけ叩く、って距離感になりそう - 戻しにくい:Fable 5が刷新した内容は範囲が広い。あとで違和感を感じても「どこを戻すか」が見えにくい。今回は「刷新前のバックアップを全部保持」で保険をかけた
モデル選びの判断軸、俺はこう決めた
- 日常の副業作業=Opus 4.7(一緒に走る相棒として最適)
- 1日で腰を据えて大改修=Fable 5(俺の10倍考えて再設計してくる。手綱と戻せる保険は要る)
- 大改修の指示文設計=Opus 4.7と組み立ててから、Fable 5に渡す(普通は逆=Fable 5指揮者が王道。俺は日常運用の Opus 4.7 を軸にしたいから逆順)
- 大改修中も「Opus 4.7で意図通り動くか」を都度検証(Fable 5の理論上を、Opus 4.7の実践上に落とし込む)
- コスト削減目的でSonnet 5に乗り換える動機は、今の俺にはない
「動いてる環境(Opus 4.7)は変えない」の原則は守りつつ、「たまに1日、Fable 5に大改修を頼む」って使い分け。指示文はOpus 4.7と作戦会議で作って、改修中も「Opus 4.7で動くか」の確認は絶やさない。
今のところ、この組み方がいちばん安定してる。
Fable 5に1日投げた結果、後日効いてくる改修が5本まとまってオンになった。1日の投資でこれは、悪くない。