Google Play組織アカウントの作り方|テスター12人を避けた

自作のAndroidアプリを、480円の買い切りでGoogle Playに出そうとしとった9月26日。公式ヘルプを読み直して、手が止まりました。個人のアカウントで出すと、テスターを12人集めて14日続けてもらう必要がある。しかも有料アプリやと、その12人にも480円を払ってもらわなあかん。

個人事業主でも、Google Playの組織アカウントは作れます。組織アカウントには「12人×14日」のテストの条件が付きません。要ったのは、開業届・D-U-N-Sナンバー(事業者ごとに振られる番号)・ウェブサイト・ストアに出してもええ電話番号の4つ。うちは9月26日に組織で行くと決めて、10月8日に組織アカウントができ、その日の夜に本番の審査へ出して、10月12日に公開されました。

出したのは、サブスクや固定費の引き落とし日を管理する自分用のアプリです。AIと会話しながら作りました。この記事はアプリの中身やなく、ストアに出すまでのアカウントの話です。

Google Playの個人アカウントで待っとった3つの壁

9月26日に公式ヘルプで確かめたことを並べます。

  • 2023年11月13日以降に作った個人アカウントは、12人以上のテスターが14日間続けて参加するクローズドテストを通らんと、本番に出せん
  • クローズドテストのテスターは、有料アプリを買う必要がある(無料で入れられるのは内部テストだけ)
  • 個人アカウントで収益を得ると、ストアに詳しい住所が表示される

1つ目だけなら、SNSや身内でテスターを募る道もありました。でも2つ目で、頼む相手全員に480円の出費をお願いすることになる。3つ目は自宅の住所の話です。3つそろったところで、組織アカウントの道を調べ始めました。

組織アカウントのことも、ヘルプに書いてありました。12人×14日の条件が付くのは個人アカウントだけ。そして個人事業主は、開業届を出しとけば組織として確認を受けられる、とGoogleの日本向けの必要書類のページに書いてある。その日のうちに、組織で行くと決めました。

組織アカウントに要ったもの

Google Play個人アカウントと組織アカウントの違いを比較した図。個人はテスター12人×14日、組織は開業届やD-U-N-Sが必要
個人と組織、必要なものがこんなに違う

公式ヘルプと、実際に登録した時の画面から、要った物を並べます。

  • 開業届:組織であることを示す書類。うちはe-Taxで出した開業届の1ページ目を使った
  • D-U-N-Sナンバー:事業者ごとに振られる9桁の番号。Googleに登録する名前と住所は、D-U-N-Sの登録と一致させる必要がある
  • ウェブサイト:組織のサイト。うちの場合、連絡先のメールアドレスと同じドメインのサイトが要った
  • 電話番号:ワンタイムパスワードで確認されて、ストアにも公開される

組織アカウントは、有料かどうかに関係なく、正式な名前・住所・電話がストアに出ます。そやから住所は、月数百円のバーチャルオフィスを借りて、開業届の事業所にもD-U-N-Sにもその住所を書きました。名前は屋号の「HiroBuilds」で、開業届・D-U-N-S・Googleの3か所で一字一句そろえて出しました。電話はスマホに2回線目を足して、その番号をストアに出す用にしてます。

お金は、Google Playの登録料25ドルと、バーチャルオフィスの入会金が数千円と月数百円。電話の2回線目は基本料0円のプラン(半年に1回は有料の買い足しが要る)で、ほかに自分のドメインの年間の代金です。D-U-N-Sは次に書くAppleの窓口から頼んだので0円でした。

D-U-N-SをAppleで申請|検索に別の会社しか出ない時

D-U-N-Sは、Appleの開発者向けのページから無料で頼めます。申請したのは10月1日。一番詰まったのがここでした。

Appleの画面で屋号と住所を入れて検索すると、名前の似た別の会社が1件だけ、選ばれた状態で出てくる。うちとは関係ない会社です。画面には「この中に自分の組織は無い」という選択肢が無い。メールアドレスを変えて試し直しても、同じ会社が出ました。

別の入口は、D-U-N-Sを管理しとるD&Bという会社の、Apple開発者向けのサポートページでした。そこに、番号を新しく作ってもらう申請のフォームがあります。

そのフォームの住所欄には、バーチャルオフィスの住所は使わんように、という注意書きがありました。うちは補足欄に、税務署に届けた事業所がバーチャルオフィスであること、作業は自宅でしとることを、そのまま書きました。使えんのなら連絡してほしい、とも書き添えてます。注意書きを無視したんやなく、事情を先に申告して出した形です。番号が出たのは6日後の10月7日。ただ、これで通るという決まりがあるわけやないので、同じ形で通るかは分かりません。

番号が出た時、登録された名前は全部大文字の「HIROBUILDS」になってました。Google側の名前と住所はD&Bの登録から自動で入ってきたので、ここで困ることはありませんでした。

Play Consoleで組織アカウントを登録|確認は3つ

D-U-N-Sが出た翌日の10月8日、Play Consoleで組織アカウントを登録しました。番号を入れたらその場で引けて、名前と住所はD&Bの登録から自動で入る。あとは確認が3つでした。

  • 本人確認:組織の書類として開業届の1ページ目、代理人として自分の運転免許証
  • ウェブサイト:自分のドメインのサイト。Play Consoleと同じGoogleアカウントのSearch Consoleで所有確認を済ませてあったので、自動で確認済みになった
  • 電話:登録した2本とも、届いたワンタイムパスワードを入れて確認

詰まりかけたのはウェブサイトです。ポートフォリオのサイトは、もともと無料のサブドメインで出しとった。でも、連絡先のメールと同じドメインのサイトが要った。D-U-N-Sの申請の時に、Gmailやと弾かれるかもしれんと思って自分のドメインのメールを作っとったので、サイトもそのドメインに寄せて通しました。

昼過ぎに始めて、「アプリを作成」のボタンが押せるようになるまで1時間かかってません。待ち時間の大半は、ここまでのD-U-N-Sでした。

クローズドテストなしで本番の審査へ、4日で公開

組織アカウントにしたので、テスター集めは丸ごと要らんくなりました。やったのは内部テストだけ。内部テストは、登録した人が無料で入れられるテストで、自分のスマホ1台で動きを確かめました。

10月8日の夜に本番の審査へ出して、公開されたのは10月12日。9月26日に組織で行くと決めてから、16日でした。

最後に1つだけ。売上の受け取り口座を登録する時、口座の名義を全角カナで入れたら「入力値が無効」と出ました。半角カナに変えたら通りました。

公開はできました。ここから先、ストアの検索でどこまで見つけてもらえるかは、まだ測っとる途中です。

よくある質問

個人事業主でもGoogle Playの組織アカウントは作れる?

作れます。Googleの日本向けの必要書類のページに、個人事業主は開業届を出せば組織として確認を受けられる、と書いてあります。うちは開業届の1ページ目とD-U-N-Sナンバーで登録できました。

組織アカウントでもテスター12人と14日のテストは要る?

要りません。この条件が付くのは、2023年11月13日以降に作った個人アカウントだけです。うちは内部テストで自分のスマホだけ確かめて本番の審査に出し、4日後に公開されました。

D-U-N-Sナンバーは何日で取れる?

うちはAppleの窓口からD&Bに頼んで、申請から6日で番号が出ました。費用は0円です。東京商工リサーチに直接頼む形やと、無料で約30営業日、有料で約7営業日と同社のサイトにありました(10月1日に見た時点)。

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